ここでは翻訳家が具体的にどう仕事を請けるのか見ていきましょう。
翻訳者の勤務形態も様々で、社内の翻訳関連部門で働く社内翻訳者、派遣で働く派遣翻訳者、翻訳会社で働くインハウス翻訳者、在宅で働くフリーランス翻訳者など様々な形態があります。
社内や会社に属する翻訳者のほうが収入的に安定していますが、勤務時間は決まっているのが一般的です。
一方でフリーランス翻訳者は収入は前者に比べて安定しませんが、仕事時間は自分で決めることができます。
どちらをとるのがいいかは、どのような仕事スタイルで働きたいかによって異なってくると思います。
実務翻訳家として働くには「翻訳会社に登録する」ことが有効な方法です。
翻訳会社が翻訳者を採用する際には、応募翻訳者の実力を調べるためにトライアル(試験)を受けさせます。
このトライアルを通過すると翻訳会社に翻訳者として登録されます。
もう一つの方法としては、人材派遣会社で翻訳要員として働く形態で、経験が浅い実務翻訳者にとっては有効な方法です。
または、社内の翻訳関連部署で働くのも一つの選択肢です。
出版翻訳で働くには出版社から直接翻訳を依頼される形であるため、出版社と繋がりを持つことが必要になってきます。
出版社と繋がりをもつ方法にはいくつかありますが、主に次の2つの方法があります。
1、翻訳学校で講師やプロの翻訳家から出版社を紹介してもらう。
2、出版社の翻訳コンテストで優勝する。
どちらかといえば1の方法が一般的です。
こうして出版社とコネを持つことができても、すぐに翻訳を任されるわけではありません。
出版社でリーダー(版権を選ぶため原書を読む仕事)や下訳といった下積みをしてから、ようやく翻訳を依頼されるようになります。
映像翻訳の仕事は媒体によってアプローチする会社が異なってきます。
映画やビデオ関係は映画配給会社か日本語版制作会社、テレビの場合は番組配給会社や日本語版制作会社が発注元となりますので、このような会社と繋がりを持つ必要があります。
初めて仕事をとる場合は、トライアルで実力を試されます。
トライアルの実施は求人誌などで掲載されることがありますので、それを利用するのが一つの方法です。
また、翻訳学校から業界通じている先生などから、つながりを持つことも出来るかもしれません。