ここでは出版翻訳に関して詳しく紹介したいと思います。
ここでは出版翻訳についてお話します。
出版社のもとには、海外出版物の近刊や新刊が、版権エージェントから大量に持ち込まれて来ます。
出版社が実際に版権を取得しようとするのは、このうちのごく一部です。
取捨選択に当たっては、まず原作をリーダー(reader)と呼ばれる人々に読んでもらうことになります。
リーダーは読了後、シノプシス(要約)に評価と感想を添えて提出し、出版社はそれを基に、出版する価値のある本かどうかを検討します。
このリーディング作業は、翻訳を頼む可能性の高い翻訳家に依頼されることもあるが、若手の翻訳家や翻訳家志望者などが担当することが多くなります。
新人にとっては、出版社に実力をアピールするチャンスともいえます。
続きを見て行きましょう。
出版が決定すると、いよいよ翻訳家の出番になります。
出版翻訳の場合、出版社から直接個人に依頼されるのが一般的です。
このほか、翻訳会社や翻訳出版プロダクションが受注・仲介しているケースも、ノンフィクションを中心に一部見られます。
翻訳の仕事には、多分にリサーチが含まれます。
1冊の本を正確に訳すには、図書館やインターネットで資料を調べるのはもとより、ときには著者に直接問い合わせ、不明点をクリアにすることも必要になります。
翻訳家によっては、後輩の若手翻訳家や翻訳学校の生徒に下訳を依頼するなど、1冊の本の翻訳に複数の人間が携わることもあります。
出版翻訳の現状についてお話しましょう。
出版翻訳家とは、外国文学を翻訳して出版する人や外国映画に入れる字幕の文章の翻訳をする人のことを指しますが、出版翻訳業界を目指す翻訳家も多く、門戸の狭い業界と言われています。
しかし本当のところは実力のある翻訳者がわずかであるため、そのように言われているだけです。
実力主義が強い世界であり、実力がある翻訳者にとっては需要がある業界です。
最近は翻訳本の出版点数が増えてきたこともあって、専業の翻訳家も多くなっています。
また、企業の国際化が着実に進むにつれて、ビジネスや科学技術分野の翻訳の需要も活発になっています。